ハッセルブラッド500C/M
1970年に発売されたハッセルブラッド500C/M。
フルマニュアル機で6×6の写真が撮れる中判カメラの代表格。
マガジンの外し方
シグナルをチェック
マガジンを取り外す前に、シャッターシグナル(ボディ側についている白丸。シャッターチャージを表示)とフィルムシグナル(マガジン側の白丸。フィルムの巻き上げを表示)が白になっているかをチェックします。
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad4-300x201.jpg)
チャージされていない状態
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad6-300x201.jpg)
クランクを回してチャージ
マガジンスライド(遮光板)を入れる
マガジンスライドを入れないと、ロックがかかりフィルムマガジンを外すことができないシステム。
フィルムマガジンを外す
着脱レバーをスライドさせ、フィルムマガジンを外す。
フィルムの入れ方
マガジンを取り外す
はじめにマガジンを取り外します。
取り外し方は、前章『マガジンの外し方』をご覧ください。
120フィルムを用意
はじめに、120フィルム(ブローニーフィルム)を用意します。
今回はFUJI PRO400Hを入れることにします。
FUJICOLOR PRO400H
やわらかい階調で、ポートレートにも最適。海外向けのフィルム。
PRO400という定番フィルムが生産終了となってからは、その万能性を引き継いでいる高性能、高画質な優秀フィルムです。
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad19-300x201.jpg)
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad20-300x201.jpg)
袋から取り出します。
120フィルムは35mmフィルムとはちがい、パトローネの中に入っていないので、フィルムがロールに巻かれています。
ロールホルダーを取り出す
ロールホルダーキーを回しながら、取り出します。
スプールの位置をチェック
ロールホルダーの左側にフィルムを巻きつけるスプールがあることを確認。
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad10-300x201.jpg)
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad11-300x201.jpg)
フィルムを入れる
フィルムのテープをはがし、逆さまにセット。
ロールホルダーキーを回すと、
フィルムクランプが上がります。
この下にフィルムを通していきます。
フィルムをのばして、スプールに差し込みます。
巻き上げノブを回して、
スタートの位置に。
フィルムセット完了!
ロールホルダーキーを回し、マガジンに戻します。
フィルムを巻き上げる
カウンターが1になるまで巻き上げノブを回します。
ボディにセットして完了です。
撮影の仕方
マガジンスライドを外す
フィルムをセットしたら、いよいよ撮影できます。
マガジンスライド(遮光板)が入っているとロックがかかっているので、取り外してシャッターを切れる状態にします。
露出計を使う
ハッセルブラッドはマニュアル撮影のため、露出計が必須です。
SEKONIC ツインメイト L-208は軽くて便利。
ボタンを押してダイヤルを回すだけで、F値とシャッタースピードの組み合わせを知ることができます。
- ISO感度を設定する
- 右上のボタンを押す
- 赤の指針に緑の追針を合わせる
- F値とシャッタースピードを読み取る
小さくても入射光と反射光のどちらでもスライドで切り替えられます。
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad47-300x201.jpg)
入射光式(被写体の近くで測定)
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2018/11/hasselblad48-300x201.jpg)
反射光式(遠くの被写体に向け測定)
フォクトレンダーの露出計もおすすめです。
デザインがかっこよくてお洒落。
LED表示で使いやすいです。
撮影する
露出計で測定した、F値(絞り)とシャッタースピードを設定します。
ルーペを上げピントを合わせ、シャッターを切りましょう。
シャッターを切るとブラックアウトするので、ボディのクランクを回してシャッターチャージをします。
フィルムを取り出す
全12枚撮影したら、遮光板を入れ、
巻き上げノブが軽くなるまで回し、
インジケーターが赤くなったら巻き上げ完了です。
ロールホルダーを取り出します。
フィルムの先端を折り曲げ、しっかりととめます。
フォーカシングスクリーンの外し方
スクリーンの外し方
はじめにマガジンを取り外します。
マガジンの取り外し方は、『マガジンの外し方』をご覧ください。
フォーカシングフードをスライドして外します。
左右のストッパーを押して、逆さまにするとスクリーンを取り出すことができます。
戻すときはスクリーンを入れ、フォーカシングフードをスライドするだけでストッパーがセットされます。
視度補正ルーペの外し方
フォーカシングフードの下から引き抜くことができます。
レンズ交換の仕方
ボディ側、レンズ側両方がチャージした状態であるか必ず確認しましょう。
レンズを取り外す
はじめにシャッターチャージをします。
マガジンを取り外すときと同様に、シャッターシグナル(シャッターチャージを表示)とフィルムシグナル(フィルムの巻き上げを表示)が白になっているかをチェックします。
ボタンを押しながら回すと、レンズを外すことができます。
レンズを取り付ける
ボディとレンズがどちらもシャッターチャージされていることを必ず確認します。
ボディ側、レンズ側それぞれが、シャフトドライブの突起(ボディ側)、または溝(レンズの裏側)と赤印が合っていればシャッターチャージされた状態です。
ボディ側のチャージされた状態
レンズ側のチャージされた状態
ボディとレンズの上部の赤印を合わせ、カチッと音がなるまで回します。
ハッセルブラッド500C/M作例集
- HASSELBLAD 500C/M Planar T* 80mm F2.8 CF FUJI PRO 400
- HASSELBLAD 500C/M Planar T* 80mm F2.8 CF FUJI PRO 400
- HASSELBLAD 500C/M Planar T* 80mm F2.8 CF FUJI PRO 400H
- HASSELBLAD 500C/M Planar T* 80mm F2.8 CF FUJI PRO 400
ハッセルブラッド500C/Mの作例集はこちらの記事でご紹介しています。
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2019/12/mono2-160x160.png)
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2019/12/mono2-160x160.png)
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2019/12/mono14-1-160x160.png)
![](https://blue-graph.com/wp-content/uploads/2019/12/mono7-160x160.png)