デイトレードの始め方
デイトレの方法
デイトレとは一日の中で、取引(買う→売る)を完結する株式売買の手法のこと。デイトレード(英訳day traiding)の略。
おすすめ証券口座比較
おすすめの証券会社を比較します。
たくさんの証券会社がありますが、デイトレ向けの証券会社の選び方のポイントは、スマホを使ったアプリが使いやすいという点。
サラリーマンのような兼業トレーダーは、PCを使わずにスマホのアプリでデイトレを簡単に行うことができます。
楽天証券
楽天銀行と提携すると優遇金利が適用されたり、楽天スーパーポイントが貯まるなどお得感満載。
トレード専用アプリ「iSPEED」が便利。
SBI証券
ネット証券の最大手。
スマホアプリも見やすく、使っている人が多い。
信用取引とは
初心者の方は信用取引はおすすめしません。
信用取引は、現物取引とはちがい、儲けも3倍ですが損も3倍となり、失敗すると利益を取り返すのが非常に困難だからです。あまり多くの利益を求めすぎると、それに比例して損も大きくなることを忘れずに。
もし失敗してもまたやり直せるように、余裕ある資金で現物取引を行う方が無難です。
銘柄の選び方
銘柄とは
株式における銘柄とは、取引される企業名のこと。
デイトレには銘柄選びが非常に重要です。
なぜなら、一日という限られた時間の中で、トレードの成果を出す必要があるからです。
デイトレに欠かせない銘柄の選び方をご紹介していきます。
銘柄を探す
銘柄研究を探すには四季報や業界地図を読むのが最適です。
四季報は初心者の方には、敷居が高いと思われるかも知れませんが、楽天証券のアプリ「iSPEED」でも無料で見ることができます。
業界地図は色々なバージョンが発売されていますが、その中でも「四季報 業界地図」がおすすめ。
カラフルで見やすく、その年の旬のテーマや業界を知ることができます。
人気、注目銘柄をチェックする
「一日の中で成果を出す」言いかえると、「一日で5000円利益を上げる」には値動きが早い銘柄を選ぶのが必須です。
値動きとは、株の値段が上がったり下がったりする動きのこと。
株式取引は、買い手(買いたい人)と売り手(売りたい人)の需給バランスで成り立っているため、値段がリアルタイムに上下します。
つまり、買い手が多ければ値段は上がり、売り手が多ければ値段は下がるため、リアルタイムに値動きの多い株は、「売買を行なっている人たちが多い銘柄」すなわち「人気銘柄、注目銘柄」となります。
値動きのない株を選んでしまっては、買った値段から急に値下がりするリスクを避けることはできるかもしれませんが、値上がり成果を出すのは困難です。
デイトレの制限時間は一日、しかも午前と午後で2時間半ずつしかありませんから、値動きの多い株である人気銘柄や注目されている銘柄を買いましょう。
人気テーマ株の探し方
株式において各銘柄は、最近のニュースで注目され話題となっているテーマをとりあげ、5G、半導体、ゲーム関連などといった人気テーマにカテゴライズされます。
ランキングで見つける方法
株価のランキングは人気株、注目株を見つけるのにとても便利です。
おすすめトレーダーTwitterアカウント
デイトレの銘柄を見つけるにあたって、Twitterのタイムラインで探す方法もおすすめです。
ただ、煽り屋と呼ばれるアカウントも多数存在するのも事実。
「みんながつぶやく=注目されている=利確or空売りのサイン」であることを心得ましょう。
一日数時間で売買が完結するデイトレなら、煽りツイートを上手く利用するのもおすすめ。
乗せられるのではなく、自分でコントロールしながら乗るのです。
トレードを始めたばかりの方におすすめのアカウントをご紹介します。
日米経済の最新の動向を知るために必須のアカウント。
世界経済の動向を分かりやすく解説しています。
デイトレで稼ぐ方法
デイトレで稼ぐためには
ときに株はギャンブルだと言われることがあります。しかし、ギャンブル要素を減らすことで勝率を上げることは可能です。
おすすめの時間帯
株式取引の取引時間帯は、平日の前場と呼ばれる時間帯である9:00〜11:30、後場の12:30〜15:00の二部構成。PTS取引の時間帯は8:20〜16:00、夜間取引の17:00〜23:59。
曜日ごとの市場の雰囲気
月 連休後の売買意欲の高まり
火 週はじめの安定感
水木 週末に向けて利確の雰囲気
金 週末の手仕舞い、利確損切り、来週へ向けて安値拾い
時間帯ごとの市場の雰囲気
9時〜10時 上がる銘柄は上昇傾向、出来高増
10時〜前場引け 落ち着き、最高値から下降
後場~大引け 底値探りのリバ取り
地合いの読み方①
地合いとは株式市場の相場の状態や雰囲気のこと。
世界の株価というページで、国内やアメリカをはじめとする株式市場全体の動きをチェックしましょう。
いろいろなチャートが出てきて最初は抵抗を感じるかも知れませんが、難しく考えることはありません。
場中では「日経平均」、「マザーズ」をチェック。
夜は次の日の地合いを予想するために、「ダウ平均」、「ナスダック」をチェックしましょう。
また、vixと呼ばれる「恐怖指数」も同時に見ることも大切です。ダウが上がっていても、vixが上昇していると地合いが悪くなる指標につながるからです。
地合いの読み方②
地合いを読み方には、自分のPF(ポートフォリオ)を見る方法があります。
モバイルでは、楽天のiSPEEDやSBIのアプリの中で気になる銘柄を多数登録しておき、一つの銘柄の動きだけでなく、気になる銘柄リスト全体の雰囲気や流れを把握する方法です。
自分の買った銘柄だけを見るよりも、ポートフォリオ全体の値動きを見る方が、市場全体の地合いの良し悪しがはっきりと分かります。
約定した銘柄だけが上がっているのか下がっているのか、また市場全体の株価が上昇傾向なのか、下降傾向なのかを把握して、売買のチャンスを見極めることが重要です。
株式投資に強くなるために
決算書を読めるようになる方法
トレードが一日で完結するデイトレでは、決算日当日やその前後は値動きが崩れやすいため、その銘柄のトレードは避けた方が無難です。
デイトレでは、チャートの値動きから売買シグナルを得るテクニカル手法が好まれますが、売買する銘柄の業績や財務状況を分析するファンダメンタルズに強くなることも株式投資をする上でとても重要です。
決算書を読めるか読めないかでは、投資の醍醐味が全く違ってきます。
ファンダに強くなると、決算書を読みこんで企業の財務状況を自分で分析し、周りのトレーダーが気付いていない早い段階から仕込むことができます。
中長期投資では最重要視されるファンダメンタルズ分析を極め、自分の日々のトレードをレベルアップしましょう。